マニュアルを読もう〜KATO'S WRITTING第2弾

取扱説明書
 基本的な読み方から説明いたします。まず本書はフィクションです。(たぶん)そして別に特殊な読み方は一切必要ありません。例えばモールス信号に変換をしても全く意味が通じませんのであしからず。あぶり出しはしないでください。(ちょっとやばいから)本書は食べられません。だけどマヨネーズより醤油の方が好きです。中国人の貴方は読んではいけません。むやみな飛び道具での牽制はいっさい禁止致します。(そのことに関しては本書は一切責任を負いません。)本書はエロマンガ島スケベニンゲン(独逸)およびスリジャヤ・ワルダ・ナプラコッテには持ち込めません。(持ち込んだ場合、入国ビザを持っていても不法入国で捕まって強制的に死刑になります。過去一人いました。S氏)そろそろ本題に入れと五月蠅いゾンビの偽善者がいますので本題に入ってやりませんよ。ざまみろー。今ゾンビが唸っていますので食べられないようお祈りしております。では、壮大なファンタジーの世界へご案内します。(入場料5000H・ドル)
 ところで濃い口と薄口の醤油どっちが塩分濃いでしょう?(答えは−1page)

序章 第一段<偽善者S 高天原へ跳ぶ>
 此処はゲームセンター「アポレオン」、此処でSと呼ばれる人物が超最新作、そして人気絶大のゲーム「ストライキファイターズ98」をプレイしている。このゲームは熱く燃える若き新入社員がストライキに参加、団体交渉の場では一躍、英雄となるが・・・・。その十年後、誰からも相手にされず窓際へと追いやれていく・・・・・。哀愁漂う硬派な格闘対戦ゲーム。近々パソコン版も出る予定らしい。
 Sは早速50円硬貨をいれると暴れ出した(特技 暴れまくり)。どうやら使うキャラを間違えたらしい。でもSはもうすっかり気を取り直している。ゲーセンに「交渉拳」や「決裂拳」と言う声が聞こえてくる。(説明しよう。交渉拳が飛び道具、決裂拳が対空技である。正に交渉決裂なのだ。)Sがやっているのだ。そこに突然、絶望を歌った歌が流れ、画面に<Here Comes New Challenger>という文字かでてきた。
「ぬぅぅ、乱入者か。ふっ、哀れな奴だ。最強のこのS様に喧嘩を売るとは・」
とSは言い放ち、レバーを握った。その隣でEが本物のストリートファイトに変わることを期待した。

 お日様が輝いている。風も心地良い。『さっき、二十六連敗したことは忘れよう・・・』Sはそう考えながらマットをずらす勢いでハンドスプリングをした。中学三年の時の体育で覚えた大技だ。これはSの超必殺技であった。『それにしても良い風だ。このまま寝てしまおう。』Sはそう思った。その0,2秒後にはもうすでに眠っていた。辺りには何もなく静かに時は流れていった。
しばらくしてSは自分の名を呼ぶ声に起こされた。起きてみるとそこにはHARAと名乗る男が立っていた。その男の風貌は何かパンツを忘れ、自殺未遂を起こし、そして「大気圏、突入ぅぅぅーー」と叫びながら教室に入ったことのあるように思える。しかも貧弱に生意気をかけて微分したような男だった。
「S(頭の悪いほう)君、EVAにハマったんだって?」
と、笑いながら原は言った。
「EVAって何?興味ないね。」
と、Sはちょっとムッとしながら言った。もちろん嘘だ。そして立ち上がろうとした瞬間、原はギャグを言った。Sはそのギャグを聞いた途端、突然飛び上がり大空へと消えていった。
 その時の様子をSは後にこう語った。「突然、風が冷たくなり、南極に言った気分になった。時も氷つき、総てが終わった気がした。まもなく絶望を語ったブルースが流れ、頭の中で発射のエンカウントが聞こえてきた。そしてゼロになるともう跳び上がっていた。」
・・・・・此処は高天原八百万の神々が棲む所である。今は至って平和である。しかしあと三時間もたてばその平穏もあっと言う間に終わる。何故ならばSが此処にやって来るからだ。そうSは原のお陰で此処まで来る羽目になってしまったのだ。
Sは自分が何をしているか解らなかった。理解できることはただ一つ。そろそろ燃え尽きると言うことだけ。何故ならもうすぐ大気圏を抜けるからだ。すでにもう身体の半分か塵と化している。
(未完)