げんしけん

げんしけん 1 [DVD]

げんしけん 1 [DVD]

昨日一日で第一巻除いて全部見た。全十二話。なにか事情があるのか、本当に打ち切りだったのかネタなのかよくわからないが、まあ打ち切りされても文句が言えないような出来ではあった。とにかく造りが全てにおいて安い。後半に折り返してから画質や構成が一段階か二段階位上がったのは、くじ引きアンバランス作成作業が一段落したからに違いない。はっきり言ってDVDの2巻の話なんかよりくじアン画像の方がクオリティが高い。部室の風景、とくに本棚の本やゲームなどは画像取り込みなのか不自然にリアル。ストーリーの構成やセル画質よりも背景やオマケアニメに凝りすぎたみたいだ。それらが一段落した後半、ようやくセル画質や構成に力を入れることができたと。まあ、ずっと見てたからそういえるだけで、最後の巻だけいきなり見たらやっぱり普通にちょっとしょぼいぐらいの出来。

それにしてもげんしけんの舞台はどう見ても中央大学多摩キャンパスそのものなのだが、テロップ見たら、協力中央大学広報部って出てた。いいなあ、あののどかなキャンパスはまったりオタク学生生活には最高だろうなあ。田舎だけど出ようと思えばすぐアキバにも出られるし、なにより家賃が安いから、サブカルに金かけれるし部屋も広いから置き場もあるしね。ああいういい感じに古くて汚いサークル棟はもう早稲田にはなくなってしまったし。
しかしげんしけん中央大学だったのか。それは笹原妹は落ちるわな。

内容について面白かったのは、斑目とか田中の声優さんに凄い有名どころ使ってたところかな。他のメンバーも有名なのかも知らんけど、この二人は俺でも知ってるぐらいの声優さんで、無駄に声がかっこいい。特に斑目がたまにマジな声だすと凄くかっこいい声でそのギャップが笑える。
エンドロールの背景は毎回部室の中を同じカメラ位置で見た絵で、その回の話のその後にあわせてメンバーの姿が毎回違って描かれるという手法で、これは面白かった。毎回テレビにはくじアン流してるし。最終回で今回出てこなかった荻上の後姿が描かれていたのは笑った。荻上についてはかたりたいことが沢山あるのだが、また今度にしよう。眠い。とりあえず笹原との恋の決着がつくであろう今月号のアフタヌーンが待ち遠しくてならない。しかし、舞台は軽井沢だし、これ完全にげんしけんじゃなくて、ただのラブコメだ…。
つまり何が言いたいかと言うと、やっぱり「部室のある風景」はげんしけんから外せないファクターであるなと。後はアキバかビックサイト、コーサカの部屋(笑)。大学生ものという雰囲気が重要な下地なんだよね、結局。大学生活へのノスタルジーや憧れで見てる部分が大きいのは否定できない。エンディングやオープニング曲もそういうコンセプトで作られてて、結構良かった。『ビーだま』は良い歌だなあ。