評価基準検討レビュー

前回のエントリーの本橋さんのコメントで挙げられているような例のように、射撃の精密さ・正確さ・早撃ちで評価するのがとりあえずもっとも公正かと現時点では考えています。
だって威力とか言ったらねぇ、一発で月に大穴空けちゃう人とかいるし(笑)。
となると、いかに神業的射撃にトライしかつあっさり成功させているかがポイントになるわけです。まあそうなると、能力的には金メダル候補(季節ネタ)でも得点が稼げそうにないのは…、まあアーカードだろうね。というか、エントリーさせたこと自体が間違いという話も…。基本的に伯爵は至近距離で虐殺することにしか銃使わないし(鬼だ)。
今話題のフィギュアスケートに例えるなら、レベル4の大技が使えるかどうかというのが上位進出の必須事項と思われるわけです。例えば、ミリ単位の正確な射撃とかです。参加者たちの面子を見ると、これでさえレベル3ぐらいだと思われます。
そんな中で、レベル4として挙げたい、上位と中位を分ける分水嶺の一つとして提唱したい技があります。それは…、
「ピンホールショット」!
かのシティーハンター冴羽遼が披露し一躍世間を騒がせた神業的射撃テクニック!まさにこの企画における必須技能としてあげるに相応しいものと言えるでしょう(本当か?)!
一応蛇足的な説明を加えると、ピンホールショットとは、射撃の的を狙って撃つと、当然のごとく銃弾によって丸い穴が標的に穿たれるわけですが、最初に空けた穴にもう一度寸分違わず銃弾を打ち込み、複数回撃ったにもかかわらず、標的を見ると穴が一個しか開いてない。すなわち、まったく同じところに正確に同じ弾道で弾を撃ちこむというテクニックです。まさに人間業ではない神の領域の所業といえるでしょう。
で、なんでこの技を選んだかというとちゃんと訳があるわけで…実はこの大技をのび太はやっている! …と思ってたんですが、今確認したら僕の勘違いでした…。この時点でピンホールショットを語るモチベーションががた落ちしたことは否めないところです。
そういう訳で、もはやピンホールショットは簡単に済ませたいのですが…、一応僕が確認したところでピンホールショットをやっているのは、のび太がいなくなってしまったので二人しかいません。遼と霧香です。二人とも何気なーくやっています。本当は今回はのび太紹介で済ませようと思ったのですが、上記のとおりパアになったので、先出しになってしまいますが霧香のを紹介したいと思います。

  • 夕叢霧香のケース

第19話で、古代遺跡跡で刺客たち(銃で武装した黒服の男たち)に急襲される霧香と他二名(クロエとミレーユ)。
当然、撃ちあいになる。

遺跡の壁でに隠れる霧香。ところが、何を思ったのか、壁に向かって発砲。

遺跡の壁のまったく同じ箇所に銃弾を撃ち込み続ける霧香。ついに分厚い壁に銃弾の大きさの小さい穴があく(!)

穴の向こうに敵がいる!霧香、落ち着き払って穴に向かって発砲!

銃弾は見事穴を通り抜けて壁の向こうの相手に命中!
…いや、ありえないだろ。小学生が考えつきそうな、でも小学生でも絶対やろうと思わないようなことを平然とやってしまった。アニメガンマン史上においてもまれに見るビックリ射撃テクニックであり、霧香の超人的な射撃術を語るにおいて、絶対に外せない場面であります。
冷静にこの場面を検証すると、何が凄いのかと言えば…、
まったく同じ所を撃ち続けるピンホールショットもさることながら、それを殺し合いの場面で無造作に実践してしまう度胸と冷静さ。一発でも外したり、もたもたしていたら致命的な隙を晒すことになってしまうこの状況における氷のような精神力と正確さ。
あと、同じ所に当てるというのも凄いですが、分厚い穴を一直線に通したということも実は神がかっております。
無駄に長くなりましたが、霧香に関しては銃を使わない殺人テクニックでも超絶トンデモ技がてんこ盛りなので、是非別のエントリーでいつか紹介したいと持っています。

  • 冴羽遼のケース

いきなりいいかげんですみませんが、たしかアニメでは地下の射撃場でふつーにやってたと思います。ピンホールショットという言葉を覚えたのもこれです。霧香に比べると射撃場で的相手に撃っているわけですから、状況のプレッシャーはほぼない状況なわけで、かなり評価は落ちます。でも他の場面でももっと凄いことやっていそうだけど。
追記
下記のページを見ると、どうやら彼は一度ならず相手の銃身にピンホールしてしまっているようです。確かにこれに限らず問答無用のことはやっているけど…、これは凄い。不味い、霧香負けそうだ…。最終的に霧香を持ち上げるために始めた企画なのに(核爆)。これはブックオフに走ってシティハンターを集めるしか?!
…そんな訳で当然この二人はメダル候補であると考えるわけですが、どうでしょうか?

  • 追記

世の中同じような考えをする人はいるもので、検索したらあっさりでてきました。
ttp://www.geocities.jp/sakurajolju/dokc/GUNNO1.htm
この方のページを見ると…、やはりピンホールショットは他のメンバーではやってないようですね。
僕の銃に関する知識ではこの方ほどの分析は無理なので、見せ場重視のミーハー評価で行きたいです。そういう訳でのび太の上位進出も十分ありえます。ただ、しつこいですがのび太のピンホールショットは幻と判明したので、次元に勝つのも危うそうです。ピンホールやってたら確実に次元には勝てたのに!
それにしてもこのページ参考になるなあ。もっと探してみるか。

  • 追記

僕がのび太がピンホールショットをやったと勘違いしていたのは『のび太と銀河超特急』での、西部の星でのひとコマです。のび太が缶詰を撃つシーンなのですが、缶詰にはしっかり6個の穴がついてました(1個の穴しかなくて、6個の銃弾が出てきて驚くシーンだと勘違いしてた)。ただ、缶詰が反動で浮き上がっている一瞬で6発撃っているので、この早撃ちはかなりのものかと。
ちなみに、ピンホールショットは検索するとビリヤード用語っぽいですね。
再追記
マンガではワンホールショットといってました。ちなみに、相手の銃身にワンホールしたときは、相手に対して「先に抜いていいぜ」と挑発し、相手が銃を抜いて銃身をこちらに向けた瞬間に相手が撃つより早く銃を抜いてぶっ放しました。早撃ち・早抜きが既に人間のレベルを超えている(笑)。